片翼の奏者・感想

シンフォギア・完

白状してしまうと、IFシナリオである『片翼の奏者』には懐疑的な姿勢でいました。奏の死が全ての始まりであり、ある意味”シンフォギアの根幹”を揺るがすストーリーを出してもいいものなのか……という戸惑いがありまして。

もう1つは自分がソーシャルゲームをあまりやらない(というより過去にアイマスに課金し過ぎて懲りた)のでアレルギー持ちだったのもあります。XDUは実は1回、課金して消してしまったので。

 

でも友人から「絶対にやれ」と強く言われていざ新しいアカウント作って完走してみたんですが……素晴らしいIF展開でした。

 

ギャラルホルンが繋いだ平行世界、そこは「奏の代わりに翼が死んだ」場所でした。自らの無力を悔いた奏は完全な復讐鬼となって鬱屈した心の持ち主になっていました。さらに平行世界の奏には仲間のシンフォギア装者がおらず、孤独な戦いを続けています。そこへ正史の翼がとある変異の解決のために現れ、奏は大きく心を乱されます。

 

そして、まさかの翼拒否。

 

こじれる2人の仲にハラハラしながら読み進めて、次第に心の成長を遂げていく奏の姿は1期の翼に通じるものがあります。

無印のアニメと対比しながら見ていくと「奏の代わりに翼が死んだ」という舞台とキャラクターの動きにすごく説得力があり、これまでヒーロー像として描かれていた奏が実は、翼とそんなに差の無い女の子だったという新鮮な面を垣間見ることができます。

 

平行世界の奏は翼に対してコンプレックスを持っていて、自分のことを小さな片翼だと自嘲していますが、正史の翼と触れ合うことで克服していきます。この展開がなんともツボで……心の挫けた主人公が立ち直るストーリーがすごく好きな自分には堪らないものでした。

 

また、主役である奏を取り巻く響やマリアも出すぎず、しかしきちんとアクションをこなしていくという素晴らしい役回りを演じてくれます。

 

奇をてらわず、裏切らず、総じてプレイするファンのために描かれたストーリーだと感心しました。こういうIFシンフォギアが見たかったという究極系が『片翼の奏者』だと断じます。

クセのない王道的な運び方に最初から最後まで楽しめる物語でした。

 

 

 

なお、奏の前だと翼さんがホントに可愛い女の子に戻ります。すごく可愛いです。

 

 

作中で1番好きなのはクリスちゃんですが、変身ヒロインという観点で言えば天羽奏は最高のキャラクターだと思っています。

復讐のために力を望み、リスクのある投薬で変身して戦う……そして最後は志半ばともいえる場所で力尽きて終わる。戦う姿も、内に秘めた心も、その生き様も、全部が全部美しいです。しかし今回のIFシナリオのおかげで、そんな角度の付いた見方も少し変わりそうですね。奏自身が魅力的であることを何も損なわず、これだけ面白い脚本作った人を尊敬します。

 

 

何はともあれ、食わず嫌いは本当に良くないなと反省しました。ちょうど自分がチョットしたことで荒れてる時期にリリースされたゲーム故、小馬鹿にし過ぎてしまったのが恥ずかしい……

今後もIFストーリーがリリースされるとは思いますが、無事に乗り切れるくらいの戦力は保持し続けたいですね。

なお、ガチャ運はかなり良かったため33回でXD奏2枚・XD翼2枚・体イグナイトマリア1枚という結果でした。戦うのに十分過ぎるくらいです。

 

最初、XD奏は胸の周りが肌の色に見えて露出度高過ぎるだろ……なんて思ってました。勘違いで良かったですマジで。